gerbera_9176のブログ

極貧のため最低限の装備で自然と対決したり、イラストなんか制作してます。

底辺沖縄旅行





 



 









大学3年生だった頃の話である。

これまで長期休暇の際、友人(以降友人n)と各地でサバイバルをしてきたが、これまでの経験上、肉体的、精神的にマイナスのほうが多い思い出しかなかったので、観光も兼ねて、何か記憶に残る旅行をしたいと、行き先を相談していた。

 

〜選ばれたのは沖縄でした。〜

 

相談していく中で、新たに同行する友人(以降友人t)がふえた。3人で国内で特殊な気候や自然環境などで候補を出す中で、北海道と沖縄が選出されたが、修学旅行で北海道に訪れたことがあるので、

最終的に行ったことのない沖縄が選ばれました。

 

沖縄と決まってから、チケット購入、荷物準備、など必要な準備を済ませた後、前日にセントレア空港に朝市で乗り込むため、友人tの家に泊まらせて頂くことになった。

 

〜前日〜

 

スポーツカーでお出迎えしてくれた。

 

助手席に座らせてもらったが、視線が低くくなおかつエンジンの音もかっこいいので、普段の速度でも超早く感じた。


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車のドアの開け方に手順が有り、壊してしまいそうなので乗り降りのドアの開閉全てお願いした。

 

その後、友人t宅で一泊した後、セントレア空港へ、

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↑この令和の時代も忍者は忙しそうだ

 

チケットの確認後、かなり時間があったので空港内を回る、

 


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↑展望台、目まぐるしく飛行機が当たり前のように離着陸しているのを見て、関心した。

 


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↑レストランエリア

 


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↑少し移動すると景観が180度変わる。


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くら寿司みたいな外装、あれ?ここテーマパーク!?

 

 

空港の多様な施設、巨大な敷地に圧倒され、既に満足した感覚になったのを覚えている。

そろそろ出発時間が近づいてきたので、搭乗口の近くで朝昼兼用のフライドチキンをかじりつき、その時を待った。

 

〜出航〜

高校の修学旅行以来の飛行機のため、飛行機が、揺れたり、窓から見える主翼が変形するたびに我々は本気でビビっており、そのつど搭乗員に故障ではないのか?と質問していた。(搭乗員さんごめんなさい)


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そんな、こんな、で3時間位で、


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↑たった3時間程でTHE南国の島々と海が見えてきた!!飛び立った直後見えた海は深緑色だったのに!

 

飛行機が雲の中を飛んでいる間、別の次元に移ったとしか思えないくらい窓からみえる景色が変わった。

 

しばらくして、空港に到着し、レンタカーを借りるため外に出てたら、凄まじい熱気に襲われ同じ日本でもここまで環境が変わるのかと、また衝撃を覚えた。

 

〜沖縄到着〜

 

空港からレンタカーにのり、とりま最北端を目指すことにした。

 

都市部から出てまず驚いたのが、植物だ、街路樹はクネクネしてるし、野生のハイビスカスがそこら辺に咲いている、そして当たり前のようにぽつんと軍施設があり、かっこいい戦闘機が車窓からバッチリみえた。

 


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那覇を出て直に現れた軍施設、様々な軍用車両を見ることができた。

 

途中近くの釣具屋でモリや必需品をかった。

 

 

 

〜最北端"辺戸岬"に到着!

 

 


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剣山のような岩肌ですぐ先は断崖絶壁、足を滑らせば確死だ、

 


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宇佐浜ビーチ

夜になり、潮が引いたタイミングを見計らい少し海沿いを探検した。

 

すると寝ぼけた魚が波打ち際で漂っているのがちらほらおりすかさずモリを発射、しかし水の屈折もあるのか全く当たらない、

 

疲れたので、ビーチに流れ込む小川のようなところで服を洗った。

 

洗っている最中、蚊がしつこく、蚊の羽音が聞こえた瞬間水中に避難することで、蚊の攻撃を避けた。

 

そんな中、まともな照明器具などない中、

突然友人t が (ハブおる)とつぶやいた。

最初疲労から、適当な冗談が口から漏れただけだと思ったが、すぐ後方を見ると、とぐろを巻いた巨大ハブが鎮座していた。

 

突然の来訪に興奮し、軽い気持ちで食べるため捕まえようと近づいた。

しかし、想像より200倍凶暴だった。

 

というのも私は、滋賀県にて虫取りをしている最中、ハブより毒が強力であるマムシ素手の片手で捕獲する能力を身に着けており、

ハブはマムシを大きくしただけの戦闘力だと思いこんでいたのだ。


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そのため、今回の旅行でハブが出てきたら素手でも余裕と思っていたが、ハブの戦闘力は想像を遥かに超えていた。

 

その理由として、

 

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・ でかい!! ←純粋に巨大!!威圧感の格が違う!!

 

・ 顔が拳よりでかい ←顔もでかけりゃ牙も太く、長い!

 

・ パ、パワーが違いすぎる!! ←一回の噛み付く動作の勢いにより、体が宙に飛び体の2倍くらい接近してくる、まさに空中殺法!!

 

・ 圧倒的スタミナ!!←何度も攻撃を仕掛けてくるが、全く勢いが衰えない!!

 

 

・ 生命力←純粋に死なない、頭を引きちぎっても噛む動作を続ける。(命の尊さを実感)

 

ーーーーーーーーーーーー

 

 

完全に素手では危険と判断し、モリについているゴムの反発力を活かしてハブに向かって飛ばした。

 

運良くしっぽあたりに刺さったのだが、それでも衰えることなく噛みつき動作でこちらにモリごと飛んでくる、

 

その後、友人t.友人nに一方から投石によりヘイトを集めさせその間に私が頭部にモリを刺す陽動作戦を実行した。


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作戦は見事うまく行き、頭部を捻りまくり断離し地に埋めた、

ビーチは火気厳禁であったため、寝ることにした。
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写真で見ると、小さく見える:(

 

 

〜リーフフィッシング〜

 

〜翌日〜

 

今日はまず、リーフ(潮が引くことで水面下の岩礁帯が礁が地表に現れるタイミング)の上で釣りをすることにした。


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↑車窓からのビーチ、非常に気持ちの良い目覚めだった。

 



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最北端にあるせいか、観光客が全くいない、宇佐浜ビーチおすすめである(人が居ないのにゴミは多いことから、漂着ゴミがここまで流れ着いているのだろう)

 

早朝、オニダルマオコゼを警戒しながらゆっくり潮の引きに合わせて沖へ向かった。

 

岩礁帯の水たまりを除くと取り残された色とりどりの魚が!! まるでアクアリウムショップのようだった。

 


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↑この少空間だけでも魚が複数種見られた。

1平方メートル当たり何種類いるのだろう、

歩いていける限界まで来たところでそれぞれ自由に釣りを開始した。

わたしは、

昨日の掴まえたハブの切り身を餌に釣りをすることにした。

 

餌を沈めてすぐ反応があり。一瞬で餌がなくなる、

どうやら沈めてる間に既に食われているようでなかなかアタリがわからない、

 

そんな中、餌持ちを上げるため、ハブの骨ごと針につけるとかなり手応えのあるアタリがあった。直ちに巻き上げると、


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オジサンかな?ヒメジ科なのは間違いない

 

沖縄発の魚は、The南国カラーの魚が釣れた。

 

その後もポツポツと釣れ、後でまとめて写真を取ろうとそこら編の潮溜まりに生簀とした。

 

餌釣りに飽きて友人tのところへ向かい、ショアジギングをともにしたが、共に即根がかりをしてしまいすぐに諦めた。

 

その後、食料も兼ねて生簀に入れていた魚を確認しにいったが、潮が満ちはじめていたため消息不明となった。

 

その後、適当に散策しキノボリトカゲ、シオマネキなどと触れ合い岩礁より釣りがしやすい堤防を目指した。


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さらば国頭

 

〜漁港で釣り〜

 

車で適当に着いた漁港で釣りをすることにした。

普段の海釣りよりも魚の反応が多くて楽しい、そして

 


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イットウダイ?がつれた。

 

やっぱり普段見ない魚がかんたんに釣れて面白い。

ちなみにこちらも火気厳禁だったため、連れた魚は全て刺し身で食べた。

 


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小さいミーバイ

味はアコウとあんまり変わらない気がした。

 

その後はカスリイチモチしか釣れなくなり、ワームからカスリイチモの切り身に餌を変えてもカスリイチモが釣れる無限ループに陥ったため、期待を込めて、堤防外側に魚一匹がけの仕掛けをつけたロッドをぶっこんで寝た。(足元の岩礁に伊勢海老を見かけたが写真を取ろうとスマホを探している間に消えた。)

 

次の日、巨大魚が釣れた!といったドラマも起こるはずもなく、次の場所へ移動した。

 

名護らへんの堤防は何も反応がなく、釣りは一度諦め散策することにした。

 

〜3日目、屋我地島


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ついたのは屋我地島、少しモリ突きをしたが、ギンポ類しかつける魚がいなかった。友人nはミツボシクロスズメダイを中心にモリで捕まえていた。

 


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どこを撮っても絶景になるのが沖縄


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民家から三線の音が聞こえる雰囲気の良い路地を進むと

 


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オオジョロウグモ

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いえい


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茂みを歩くと唐突に現れた断崖絶壁

 

 


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オキナワスジホタル

 

結構歩き疲れたので

 

A&Wへ

 


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数日ぶりに食べるまともな食事

 

食事のあとは山道を中心に山の生き物を探した。

 


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アカマタ

 


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超重戦車ヤンバルトサカヤスデ

 


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国産イグアナパチモン


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ヤママユ系の蛾

 

車を降り山道沿いを歩くと、謎のキノコを見つけたと思いきや


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天然記念物触ると違反

 

クロイワトカゲモドキでした。

 

まさか遭遇するとは思っておらずかなり満足したためそのままこの日は寝た。

 

〜4日目 那覇へ〜

翌日近くのビーチでボケーとした。


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ただ、海を見てるだけで悩んでいることなどどうでもよくなる有意義な時間の使い方だった。

 


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ただボケーと海を見るだけで癒やされる最高!!


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飛び立つ飛行機、皆何を思いながら帰るのだろうか、いずれ帰ることを思うとなんだか寂しい、


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那覇市

 


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一昨日捕らえたハブはいくらになるのだろうか、

 


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豪遊

 


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ビルを見るのも楽しい

 


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周辺を散策すると、アフリカマイマイが大量にいるゾーンがあり、踏まずに配慮しながら歩いても結果踏んでしまう位の数がいた。

 


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夜、最南端を目指して夜のジョンマンビーチに到着、

 


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魚が寝ているため、陸からでも捕まえられる。


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これらの魚も生で食った。

 

〜5日目 ジョンマンビーチから最南端へ〜


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朝のビーチ、最後の沖縄ビーチを拝む。

 

早朝海を泳いでいると、巨大アオヤガラ?の群れや、デカイサバヒーのような魚の群れに遭遇し、感動した。

 


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サトウキビ畑を抜け

最南端へ、

 


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コレまでの記憶を振り返りながら夕焼けを迎えた。

 

 

 


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那覇空港の近くのホテルで温泉だけ入った。

ホテルの名前は忘れた。


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敷地内におしゃれなバーがたくさんあり、このロマンチックな雰囲気の中で是非とも異性と軽食を楽しみたいものだ。


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一瞬ホテルに泊まった気分に、

 

 

〜6日目さらば沖縄〜

 


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さよなら沖縄。

振り返ると事前に調べて那覇市以外はほぼ未開拓の森というような印象であり、土地特有の植物、生物にありふれていて異国のように感じた。

次行く機会があればウツボやブダイなど大型の魚を釣り上げてみたいし、ほかにも森を探索してもっと自然を深堀したいと思った。

 

帰宅後、沖縄では常に海パンサンダルで生活していたので
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背中がまる焦げになりました。